資産形成と預金

初心者向け

今回は「資産形成とは」と資産形成の1つである「預金」の2つについて記載していきます。

この記事に書いてあること

  • 資産形成とは   手持ちの余剰資金で将来のお金を準備すること
  • 資産形成の種類  貯蓄と投資の2種類ある
  • 預金について   見た目は減っていなくても実は減っている!?
  • 投資は必要?   預金にもリスクがある以上必要である。

資産形成とは

皆さん資産形成という言葉を耳にした事があると思います。

しかし、どういう意味と聞かれるとふんわりとしていて言葉にできないのではないでしょうか。

資産形成とは「手持ちの余剰資金で将来のお金を準備すること」を指します。

将来必要となるお金に対して手元資産が0もしくは1の状態から形成していく事を資産形成と言います。
(ちなみに、資産運用はある程度手元資産がある状態から更に資産を増やす事と言われています。)

資産形成の種類

資産形成には以下の2種類があります。

貯蓄

1種類目は貯蓄です。 

貯蓄とはすぐに使える流動性が高いものを指しています。

みなさんご存じの通り銀行預金の事ですね。
銀行預金も立派な資産形成に含まれています。

すぐに使える流動性が高いものという意味の通り日常の資金として手元に置いておくのが目的となります。

投資

2種類目は投資です。

投資とは利益を見込んで余剰資金を出すことを指しています。

株式や投資信託等が挙げられます。

老後の資金等中長期の目線で増やしていく事が目的となります。

貯蓄について

上記で資産形成の種類として挙げた貯蓄と投資の内、まずは貯蓄(預金)について見ていきましょう。

メリット

預金のメリットは以下のものが挙げられます。

元本割れすることがない

預金として銀行に預けている限り元本割れすることはありません。
また、金融機関が倒産しても1,000万円までは保証してもらえるので万が一の時も安心です。
株や投資信託にはない、預金唯一のメリットと言える部分ですね。

流動性が高い

銀行口座からいつでも出金ができ、何かあった際もすぐに手元に資金が用意できます。
株や投資信託の場合、お金として使うには売却して現金に換える等手順を踏まないといけません。

デメリット

預金のデメリットは下記のものが挙げられます。

インフレに弱い

インフレとは物の値段が上がる事を意味します。しかし、本質的には貨幣の実質価値の下落を意味するのです。

日本はここ数年は物価が上がらず、デフレの国と言われていましたが4月から様々な商品が値上げされました。
今回の値上げはエネルギー価格の上昇によるものが大きいと言われています。

日本のエネルギー自給率は11.8%(2018年度)と低くほとんどを海外からの輸入に頼っています。
なのでエネルギー価格の上昇に対抗する手段を日本は持っていないと言えるのです。

そして、一度値段の上がった商品が値下げされる事はほとんどないと言っても過言ではありません。

以上から現金の価値は一度下がると元には戻らないと言えます。

預金は円への投資

預金として持っているという事は円という通貨に投資をしているとも言えます。

そのため円の価値が暴落すると元本割れはしないものの、実質価値は減っているのです。

通貨の暴落は最近だとトルコリラ、ロシアルーブル等で起きています。

過去ではドイツ等でも発生しているので、日本で発生する可能性はないとは言い切れないのです。

利率の低さ

今の利率は定期預金として預けていても0.002%ととても低いです。

100万円を預けていても一年間で20円しか増えないのです。

投資の必要性

今回資産形成とはから始まり、預金のメリット、デメリットを記載してきました。

預金にもリスクがあると今回知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

資産形成の中で大切な考え方として「分散投資」という言葉があります。

これは、様々な株式銘柄に投資しましょうという意味だけではなく、預金、株式、債券等様々な種類の金融資産に分散しましょうという意味合いの方が大きいと私は感じています。

ただ、株式等のリスク資産への投資に対してよくわからない方も多いと思います。

そこで次回は投資について記載していきたいと考えております。

また、次回もよろしくお願いします。

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